アイスランド

【グトルフォスの滝】アイスランド屈指の規模を誇る滝

グトルフォスの滝
Pocket

滝といえば日本でもお馴染みですが、アイスランドのグトルフォスの滝は規模が桁違い。両脇に聳え立つ渓谷の間を洪水のように流れるこの滝は、アイスランドの観光でも大きな目玉スポットとなっています。

ここではアイスランドにあるグトルフォスの滝について、滝の特徴や見所、そして景観保護に尽力した人たちをご紹介します。

グトルフォスの滝の特徴

グトルフォスの滝はアイスランド南西部のクヴィータアゥ川の渓谷にある、高低差32mという非常に大規模な滝です。

グトルフォスの滝はアイスランドのラングヨークトル氷河を水源とするクヴィータアゥ川が流れ落ち、その水量は毎秒140㎥。さらに滝の形状も独特で、計2段の階段状となっています。

1段目は11m、2段目は21mの落差があり、流れ落ちた水はグトルフォスギューフル峡谷へ続いています。

このようにグトルフォスの滝は氷河を源流とする圧倒的な水量の水が轟音を立てて落ちる、迫力ある光景が魅力です。

その景観から、アイスランドの名所を巡る人気ツアーである、ゴールデンサークルの1つにも数えられているほど。

ゴールデンサークルの他のスポットは以下の記事で具体的に紹介しているので、興味がある人はこちらもご覧ください。

ゲイシール間欠泉
【ゲイシール間欠泉】火山大国アイスランド最大の間欠泉北大西洋の島国であるアイスランドには大小様々な間欠泉があるのですが、その中でも最大の大きさなのがゲイシール間欠泉です。ここではゲイシール間欠泉について、噴水の大きさや頻度から、間欠泉を近くで見られるツアーまで、詳しい情報を紹介していきます。 ...
シンクヴェトリル国立公園
【シンクヴェトリル国立公園】世界初の民主議会が発足したアイスランドの世界遺産北ヨーロッパの外れにある島国アイスランドにおいて、観光ツアーの定番となっているのがシンクヴェトリル国立公園です。世界遺産にも登録されているこの公園は、アイスランド特有の地理が生み出した自然景観に加え、930年に当時としては珍しい民主制の議会が誕生した地としても知られています。今回はそんなシンクヴェトリル国立公園について、詳しく紹介していきます。 ...

グトルフォスの滝を見る際のポイント

湧水を水源とする日本の滝と比べて、アイスランドのグトルフォスの滝は水量や迫力が桁違いです。

さらに快晴時には、グトルフォスの滝の水面が太陽光を反射して黄金色に輝く光景も見られます。

実は「グトルフォス(Gullfoss)」という名称も、アイスランド語で「金」を意味する「gull」と「滝」を意味する「foss」が合体した言葉なんですよ。

直訳すると「黄金の滝」で、キラキラと輝く滝の景観にぴったりな名前ですね。

さらに雪が降り積もる冬のシーズンには、滝の周囲は雪に覆われた一面の銀世界となり、幻想的な景観が現れます。

ただ一方で、冬場は安全のために滝までの歩道は一部通行止めとなるそうです。

他にも注意点がいくつかあり、まず、大量の水が流れる滝周辺は水飛沫も常に舞っている状態なので、カメラや服が濡れないよう防水対策をしっかりとしておきましょう

また、滝までは簡単な歩道が整備されていますが、足元は濡れているのでスリップにも要注意です。

滝の景観保護に尽力した女性、シグズリル

アイスランドの氷河と独自の地形が作り出したグトルフォスの滝ですが、過去には一度その絶景が失われそうになったことがあります。

それは20世紀、イギリスの企業がグトルフォスの滝を利用した水力発電所を建築する計画を立案しました。

水力発電所を建てることは自然景観を破壊することになりますから、当時の住民は激しく抗議します。

その反対運動を行った中の一人が、20世紀にグトルフォスの滝を所有していたトーマス・トーマソンの娘であったシグズリル・トーマソンです。

彼女は工事を阻止するために自ら滝壺に飛び込もうとするなど、水力発電所の建築に強い反対の意志を示しました。

こうしてシグズリルは当時のアイスランドの世論を大きく動かし、最終的に水力発電所の建築計画は取りやめとなったのです。

また、シグズリルはグトルフォスの滝のこの一件により、アイスランド初の環境保護活動家としても有名となりました。

グトルフォスの滝を守った彼女の功績は今でも讃えられ、滝壺付近にはシグリズルの名前が刻まれた記念碑も置かれています。

まとめ

アイスランド屈指の規模を誇るグトルフォスの滝は、叩きつけるような強風と水飛、そして轟音を鳴らしながら滝が流れる圧巻の自然スポットです。

毎秒140㎥もの水が約32mの落差を流れ落ちる荒々しさと同時に、「黄金の滝」と称されるほどの美しさも併せ持っています。

自然の荒々しさと神秘を同時に味わえるグトルフォスの滝は、是非とも見ておきたい絶景と言えるでしょう。

ABOUT ME
伊東 琢哉
横浜市に暮らしているフリーライターです。普段はスタバでコーヒーを飲みながら執筆活動をしています。シンプルな北欧デザインや雑貨、自然に魅了され、北欧の情報を日々ブログを通して発信しています。