アイスランド

【アークレイリ】壮麗な入江に面したアイスランド第二の町

アークレイリ
伊東 春乃
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アイスランドの北部にあるアークレイリという町はご存じでしょうか。

この町は、カラフルな北欧風のデザインが特徴的な街並みが魅力であり、教会や博物館などの歴史的なスポットも多くあります。

また、アイスランド北部への玄関口でもあるため、旅行の際には立ち寄ることもあるでしょう。

今回は、アイスランドのアークレイリという町について詳しく紹介していきます。

アークレイリの町の特徴

アークレイリはアイスランド北部に位置する町です。周囲を山に囲まれ、すぐそばには雄大なエイヤフィヨルドもあります。

人口は約2万人で、アイスランド国内では首都レイキャビクに次ぐ第2の規模を誇ります。

ただし、中〜小規模の町といった程度であり、全体的に非常に落ち着いた雰囲気があります。

アークレイリの歴史は古く、その起源は9世紀ごろまで遡ります。北欧一帯を席巻していた海賊のヴァイキングたちが、現在のアークレイリの地に住み始めたのが始まりです。

18世紀には、デンマークから商人たちが訪れ、町に港を建設しました。以降、町は大きく発展し、現在のようにアイスランド第2の人口を持つ町となりました。

大自然を満喫できるエイヤ・フィヨルド

アークレイリの魅力のひとつは、北欧の大自然がすぐ近くにあることです。

特に、アークレイリはエイヤフィヨルドと呼ばれる雄大な入江に面しており、絶景を見ることができます。

エイヤフィヨルドはアイスランド語で「島の峡湾」を意味し、湾口から湾奥の全長も約60kmあり、アイスランドで最も巨大な入江のひとつです。

エイヤフィヨルドの豊かな環境は、多くの生物の棲家になっており、ザトウクジラやミンククジラ、シャチやイルカなどが生息しています。

町では、フェリーで行くホエールウォッチングツアーも開催されているため、北欧の海の生き物を見たい人にはおすすめです。

アークレイリの見所

エイヤフィヨルドの絶景に加えて、アークレイリの町内には多数の名所があります。

まず、町全体が色鮮やかな北欧テイストの外観で統一された、探索する価値のある空間となっています。

メインストリートにはカフェ、雑貨店、レストランなどもあり、買い物や食事を楽しむことができます。

また、自然に囲まれた場所でのんびり休息できるアークレイリ植物園もあります。

植物園には、アイスランド原産から海外のものまで、2500種類以上の植物が植えられています。

町の歴史に興味がある人には、アークレイリ博物館がおすすめです。

博物館には、19世紀から20世紀初めにかけてアークレイリで実際に使われていた生活用具などが展示されています。

町のシンボルであるアークレイリ教会

町の中心部にある丘を登ると、アークレイリ教会があります。

アークレイリ教会は1940年に建てられ、以来町のシンボルとして多くの人々に訪れられています。

教会の内部には、3300本のパイプから成るパイプオルガンや、美しいステンドグラスがあり、荘厳な雰囲気に包まれています。

また、教会の天井には、航海に出かける家族の安全を祈願する北欧の伝統的なお守りである船のオブジェが吊り下げられています。

まとめ

アイスランドで2番目に大きい町であるアークレイリは、広大なエイヤフィヨルドや北欧テイストの街並みなど、自然と建築物が調和した美しい景観が魅力となっています。

さらに、ゴーザフォスの滝やミーヴァトン湖など、アイスランド北部の有名な観光スポットにも近く、アイスランド旅行の拠点としても最適な町です。

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