アイスランドには見渡す限りの荒野や牧草地が続く、ランドマンナロイガルと呼ばれるエリアがあります。
旅行客の間では人気のハイキングコースとして知られ、アクセスが厳しい場所にありながらも来訪者が絶えないそうです。
今回はアイスランドにあるランドマンナロイガルについて、エリア一帯の見どころやアクセス、観光時の楽しみ方などを紹介していきます。
ランドマンナロイガルの特徴
ランドマンナロイガルは、荒野や山肌が剥き出しになった自然が広がるアイスランドの人気観光地の1つです。
具体的には、アイスランドの中央高原地帯に位置し、火山ヘクラ一帯のエリアを指します。
北欧といえば雪や森をイメージするかもしれませんが、ランドマンナロイガルは高原地帯ということで、地域一帯は荒野が広がっています。
それでもランドマンナロイガルは、実はアイスランドでも屈指のハイキングエリアとなっています。
例えば、ランドマンナロイガル周辺の山は、火山岩の1種である流紋岩で作られています。流紋岩は幾重にも層が重なり、山肌を見ると様々な色合いのグラデーションが見られます。
また、エリアには美しい氷河や湖、滝といった自然景観が豊富で、さまざまなハイキングコースを楽しむことができます。
ランドマンナロイガルまでのアクセス
ランドマンナロイガルはアイスランドの中心地から離れた場所にあり、道中のアクセスも中々に大変です。 まず、ランドマンナロイガルまでは未整備の道路が続きます。
観光名所といっても、ランドマンナロイガは普段人が立ち入らない中央高原地帯のため、基本的に道中は険しい荒野となります。
砂利や岩、川まで越えて進む必要があり、四輪駆動車でないと行くのは厳しいようです。
人が入れるのは6月~9月の夏期間のみで、この季節以外はランドマンナロイガルは閉鎖されている点にも注意が必要です。
ハイキングや温泉が観光名物
ランドマンナロイガルは他の北欧の名所スポットと比較しても、必ずしもアクセスに恵まれているとは言えません。
辺り一帯に広がる迫力ある景観や温泉といった恵まれた観光資源があり、毎年多くの人が訪れる場所となっています。
先ほども少し紹介しましたが、ランドマンナロイガルの山は火山活動でできた流紋岩で形成されています。
ランドマンナロイガルの山の標高は約400mで、山の麓はアイスランド人が夏の休暇を楽しみに集まるキャンプスポットにもなっています。
また、宿泊の際は、1951年に作られた山小屋が利用できます。規模としては最大で78人まで宿泊が可能で、室内にはアメニティなども備え付けられているようです。
そして、日本人に馴染み深い温泉も沸いているのが特徴です。
アイスランドは元々地理的に地殻変動や火山活動が活発な国となっており、国内の至る所で、地熱で温められた温泉を見ることができます。
ランドマンナロイガルの温泉にも、タオルや水着を持参すれば入浴することができます。
まとめ
アイスランドにある高原地帯、ランドマンナロイガルについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
見渡す限りの未開の地が広がるランドマンナロイガルは、国内屈指のハイキングコースとして有名です。
加えて、温泉や乗馬といった体験も楽しめるスポットであり、自然の中でのんびり過ごしたい人にとってはうってつけのエリアと言えます。