ノルウェー

【ノルウェー王宮】現ノルウェー国王と王妃が暮らす宮殿

ノルウェー王宮
伊東 春乃
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ノルウェーのオスロには、現在のノルウェー国王と王妃が暮らすノルウェー王宮があります。

ノルウェー王宮はその美しい佇まいだけでなく、衛兵交代式や自然豊かな公園、王宮正面に立つ騎馬像など、多くの見所があります。

この記事では、ノルウェー王宮について詳しく解説し、また、ノルウェーのロイヤルファミリーについても紹介していますので、ぜひご覧ください。

現ノルウェー王室の居城である宮殿

ノルウェー王宮は首都オスロにある宮殿であり、現在はノルウェー国王ハーラル5世とソニヤ王妃が居住しています。

建設は1824年にスウェーデン国王カール・ヨハンの命令により始まり、1848年に完成しました。王宮はオスロの中心地であるカール・ヨハン通りに位置しており、丘の上に建てられています。

また、カール・ヨハン通りは1852年にカール・ヨハン王子を称えて名付けられました。

ノルウェー王宮の見所

ノルウェー王宮は、淡い黄色の外観が特徴的で、荘厳さと素朴さを併せ持ち、ノルウェーの街並みと見事に調和しています。

また、ノルウェー王宮の敷地内には、王宮公園と呼ばれる広場があり、無料で入場することができます。芝生の緑が映える自然スポットとして、オスロ市民の憩いの場にもなっています。

さらに、王宮では毎日13時30分から衛兵交代式が行われ、正装に身を包んだ衛兵が一糸乱れぬ動きで入れ替わる光景を見ることができます。

ノルウェー国王が滞在している時には、音楽隊による演奏も聴くことができます。

また、ノルウェー王宮は普段はノルウェー王家が暮らしているため、一般の人は基本的に中に入ることはできません。

例外として、6月下旬から8月下旬の夏季シーズンにノルウェー王宮の見学ツアーが開催されており、ツアーに参加すれば王宮内部を見ることも可能です。

王宮へ入場できる方法はこのガイドツアーのみであるため、旅行の際は参加申し込みを忘れずにしておきましょう。

スウェーデン国王の銅像が王宮にある理由

さらに、王宮正面にはスウェーデン国王カール・ヨハンの騎馬像がそびえ立っています。

なぜ、ノルウェー王宮前にスウェーデンの王様の銅像があるのでしょうか?

実は1814年から1905年のおよそ90年間、ノルウェーはスウェーデンに支配されていました。1824年のノルウェー王宮の建築当時も、ノルウェーはスウェーデン領でした。

そして占領時には、スウェーデン国王が同時にノルウェー国王を兼任していたため、現在でも当時建設を主導したスウェーデン王カール・ヨハンの騎馬像が残されています。

国民との距離感が近いノルウェー王室

ノルウェー王宮の特徴として、王宮の周囲には柵や塀はなく、派手な装飾もほとんどありません。

王宮自体の造りも、海外の他の王族の住まいと比べて小さめです。

ただ、これはノルウェー国民と王族との距離感の近さ、身近さの表れでもあります。

というのも、ノルウェー王室は元々国民と距離が近い一家として有名なのです。

例えば2016年に行われたノルウェー国王在位25周年を記念する祝賀行事では王宮前にスキー場が用意され、国王と王妃はカジュアルなスキーウェアを着て登場し、駆けつけた国民の前でスキーを披露しました。

また、現ノルウェー王妃のソニヤ王妃は元々、洋服店を営む両親から生まれた一般女性であることも国民から親しまれる理由なのだと思います。

まとめ

ここまで、ノルウェーのオスロにあるノルウェー王宮について紹介してきました。1848年に完成した宮殿で、現在ではノルウェー国王ハーラル5世と王妃が暮らしています。

夏季限定ではありますが、一般人も王宮内を見学することができます。興味がある方はぜひガイドツアーに参加してみましょう。

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