スウェーデン

【ヨーテボリ園芸協会公園】熱帯の植物も鑑賞できる公園

ヨーテボリ園芸協会公園
伊東 春乃
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スウェーデンでも有数の港町、ヨーテボリには、園芸協会公園という施設があります。

園内には、バラをはじめ世界中から集めた植物が3,500本以上展示されており、見応えがあります。

また、パームハウスという温室設備も完備されており、スウェーデンの寒冷地ではなかなか見ることができない熱帯の植物も展示されています。

今回は、世界各地の植物を鑑賞できるスウェーデンのヨーテボリ園芸協会公園について解説します。

ヨーテボリ園芸協会公園とは?

ヨーテボリ園芸協会公園は、スウェーデンの港町ヨーテボリの中心部にある公園です。

ヨーテボリは、スウェーデンの首都ストックホルムに次ぐ都市であり、17世紀にはスウェーデン王グスタフ・アドルフ2世によって、大航海時代の交易を支える海運拠点として建設されました。

かつてはスウェーデンと外国を結ぶ重要な拠点であったヨーテボリですが、現在でもスウェーデン有数の港町として多数の貨物船が行き交う街となっています。

ヨーテボリには観光名所が数多くあり、今回ご紹介するヨーテボリ園芸協会公園もその一つです。

公園内の施設としては、幾千ものバラが咲き乱れるローズガーデン、熱帯原産の植物などを見ることができる温室であるパームハウスなど、屋内外で世界各地の植物を鑑賞することができます。

ヨーテボリ園芸協会公園が造園されたのは19世紀のことで、開園当時は、スウェーデンの新しい冬の公園をコンセプトとしていました。

その名の通り、極寒の地である北欧では珍しい、熱帯の植物を鑑賞することができる公園としてオープンしました。

スウェーデンに居ながらにして南国の植物を見られるとあって、スウェーデンの人々の間ですぐに話題となり、多くの人々が公園に足を運んだと言われています。

開園当時は入場料がかかっていたそうですが、現在では無料で公開されており、誰でも自由に出入りできるようになっています。

園内には様々な植物が植えられている

ヨーテボリ園芸協会公園は、19世紀に建築家と園芸家の手によってデザインされた公園です。

美しく整備された庭園内には、春夏秋冬の季節ごとに異なる花々が咲き乱れます。

例えば7月はローズガーデンが最も美しく、およそ3500本のバラが咲き誇ります。9月下旬から10月にかけては、日本と同様に紅葉が見られます。

さらに、敷地内の庭園はヨーテボリ市民の憩いの場としても利用されており、休日になるとピクニックやお昼寝、散歩を楽しむ人々で賑わいます。

ヨーテボリ園芸協会公園は、ヨーロッパでも最も保存状態が良い公園の1つとされており、のんびりと休日を過ごすには最適の場所と言えます。

熱帯の植物を鑑賞できるパームハウス

ヨーテボリ園芸協会公園には、ガラスと鋳鉄を用いて建設された温室であるパームハウスも見どころの一つがあります。

冬場でも室内の温度は20度に保たれており、熱帯の植物にとって暖かく快適な環境となっています。

パームハウスは一面ガラス張りで、ヴィクトリア朝時代の建築様式が取り入れられている美しい外観が特徴となっています。

元々は1851年のロンドン万博に出展された、水晶宮とも呼ばれるクリスタルパレスをモデルにして建造されたとされています。

また、パームハウスは熱帯や地中海、湿地帯など植物の原産地や生育環境ごとに5つの部屋に分かれています。

例えば、日本でも有名な椿の花々を見ることができるカメリアハウス、南国を代表する植物であるヤシの木が植えられているヤシ館などがあります。

まとめ

ヨーテボリ園芸協会公園は、ヨーテボリ中央駅から徒歩で行ける距離に位置しているため、スウェーデン観光の際にも気軽に利用することができます。

公園内には軽食やランチを食べることができるレストランもありますので、園内の美しい花々を眺めながらリラックスできるとのこと。

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