【リーベ】ヴァイキングが8世紀に築いたデンマーク最古の町
デンマークのユトランド半島には、リーベという小さなあります。リーベはデンマークで最も古い町として知られており、建設が8世紀ごろにまで遡ります。
今回は、デンマークのリーベという町とその歴史、そして有名な観光地について紹介したいと思います。
デンマークで最も古い歴史を持つ町
リーベは、デンマークのユトランド半島南西部に位置する人口約8000人の小さな町です。
この町は8世紀初頭にヴァイキングたちによって築かれ、デンマークで最も古い町の一つとされています。
実際、845年に発行された文書にもリーベの名前が登場しています。
リーベの魅力は、デンマーク最古の町としての雰囲気や風景にあります。
町中には石畳が敷かれ、カラフルな赤や黄色などの色調でデザインされた家々が立ち並んでいます。
どこを見ても、まるでおとぎの国デンマークのような魅力的な風景が広がっています。
文化遺産にも登録されたリーベ旧市街
リーベの旧市街に足を踏み入れると、レンガで積み上げられた伝統的な家々が美しい光景を作り出しています。
16世紀に建てられた最も古い家屋も存在し、その歴史的な価値から、リーベの旧市街と後に紹介するリーベ大聖堂は、デンマークの文化遺産に登録されています。
リーベには中世の町並みが残り、カフェ、雑貨店、土産物屋などが並んでおり、まるで物語の中に入り込んだかのような感覚に浸ることができます。
町を代表するランドマーク、リーベ大聖堂
リーベの中心には、町のシンボル的な教会である「リーベ大聖堂」があります。
この教会は、デンマークで最も古い教会の一つで、1150年に建設が開始され、100年後の1250年頃に完成しました。
ロマネスク様式で装飾されたリーベ大聖堂は、10世紀後半から12世紀にかけて西ヨーロッパで流行した建築様式を反映しています。
重厚な石壁と頑丈な設計は、デンマーク最古の教会として存在感を放ちます。また、赤茶色と白の2棟からなるユニークなデザインも印象的です。
リーベ大聖堂は無料で公開され、誰でも中に入って写真を撮ったり、礼拝を行ったりすることができます。
さらに、階段で登ることができる塔からは、美しいリーベの街全体を一望できます。
かつて交易で賑わったリーベ川
リーベは、かつてスカンジナビアで最も繁栄した交易都市の一つでした。その歴史の名残を、今でもリーベ川で感じることができます。
静かに流れるリーベ川は、かつてこの街の主要な交易路であり、多くの船が往来していました。現在では、リーベ川はのどかな川辺の風景に恵まれたスポットとなっています。
休日には市民の憩いの場として、地元の人たちが川沿いを散歩して楽しんでいるそうです。
また、リーベ川沿いでは春から夏にかけて定期的にマーケットも開催されています。
まとめ
リーベは8世紀初頭に海賊ヴァイキングによって築かれ、北欧有数の交易都市として栄えました。
現在でも、旧市街や13世紀に創建されたリーベ大聖堂など、デンマークの歴史が刻まれたスポットを訪れる観光客が多くいます。
コペンハーゲンからリーベまでの電車の所要時間は約4時間ですが、街全体の光景は一見の価値があります。
特に、赤茶色に塗られた街並みは美しく、訪れた人を魅了するそうです。