アイスランド

【レイキャビク】世界最北端に位置する、アイスランドの首都

レイキャビク
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アイスランドの最も有名な都市といえば、首都のレイキャビクでしょう。

レイキャビクは世界最北に位置する首都として知られ、アイスランドの総人口の2/3近くが暮らす都市でもあります。

また、アイスランドは治安の良さでも世界一とされる国で、海外旅行先としても人気が高いです。

旅行の際には、レイキャビクを利用することも多いはずです。そこで今回はアイスランドの中心であるレイキャビクについて、街の特徴や主な観光名所などを紹介していきます。

レイキャビクはアイスランドの首都

アイスランドは北欧諸国で唯一、北大西洋上に浮かぶ島国であり、雄大な氷河や険しい地形を有することから、未開発な大自然が鑑賞できる国としても知られています。

アイスランドの首都、レイキャビクは南西部のレイキャネス半島に位置する港湾都市であり、アイスランド語で「煙が出る港」を意味します。

この名称は、アイスランドの最初の入植者が、温泉の湯気を火災の煙と勘違いしたことで、「レイキャビク(煙が出る湾)」という名称が付けられたことに由来します。

また、北緯64度8分の位置にあるレイキャビクは、世界の首都の中でも最北に位置する首都としても知られています。

しかし、高緯度に属するといっても、アイスランドの気温は比較的温暖です。これは、火山活動が活発なことと、アイスランド島周辺に流れる暖流の影響があるとされています。

レイキャビク市街の巡り方

アイスランドの人口は約30万人であり、そのうち約7割がレイキャビクに住んでいます。

そのため、レイキャビク市内には宿泊施設から商業施設まで充実しており、滞在中に不自由を感じることはありません。

ただし、アイスランドは険しい地形のため、路線を敷くことができず、レイキャビク市内を含めて電車や鉄道は存在しません。

そのため、レイキャビクを散策する際には、バスが主な移動手段となります。しかし、レイキャビクは非常にコンパクトな街であり、徒歩でも十分に探索できます。

カラフルな街並みが広がる、まるで絵本から飛び出したような世界観をゆっくりと満喫しましょう。

また、レイキャビクはアイスランドの国土を一周する国道1号線(通称リングロード)の出発地点でもあります。アイスランドの郊外を旅行する際には、レイキャビクでレンタカーを借りて向かうのがおすすめです。

レイキャビクにある主なスポットの紹介

レイキャビクはアイスランドの文化、歴史、芸術が集まる中心地であり、市内には数多くの観光名所があります。また、市内自体がコンパクトなため、数日あれば観光スポットを十分に回ることができます。

以下に、レイキャビクのいくつかの観光スポットをご紹介します。

ハットルグリムス教会

ハットルグリムス教会

ハットルグリムス教会は、レイキャビクの丘に建つルター派の教会で、街を見渡す位置にあります。

この教会は、約41年に及ぶ建設期間を経て、1986年に完成しました。

教会のデザインは、アイスランドの火山岩の一種である玄武岩の角柱型の柱状節理をモチーフにしており、壮観な外観が特徴です。

ハットルグリムス教会の全長は74.5mで、レイキャビクで最も高い建築物の1つです。

街の至る所からその美しい外観を望むことができ、レイキャビクのシンボル的な存在です。

内部はシンプルで質素な造りで、パイプオルガンが設置されています。教会は無料で入場でき、毎週日曜日にはミサが行われます。

また、教会に併設された塔の頂上は展望台となっており、レイキャビクの街並みを360度に渡って一望できる絶景スポットとして人気です。

展望台までの入場には有料が必要ですが、レイキャビクを訪れた際にはぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ハットルグリムス教会
【ハットルグリムス教会】レイキャビクにあるアイスランド最大の教会アイスランドの首都レイキャビクには、必ず目に入る建物があります。それがハットルグリムス教会と呼ばれる、アイスランドで最も高い教会です。レイキャビクのシンボルとも言えるほどの知名度があり、アイスランド旅行でも人気のスポットです。今回は、ハットルグリムス教会について、教会の主な特徴や歴史を解説していきます。...

ハルパ

一面ガラス張りの近代的なデザインが特徴的な「ハルパ」と呼ばれる施設もあります。

ハルパはコンサートホールをはじめ、様々な施設を有した複合型芸術施設であり、正式名称は「ハルパ・レイキャヴィク・コンサートホール&会議センター」といいます。

ハルパを設計したのは、光の巨匠と称されるデンマークの建築家ヘニング・ラーセン氏です。

アイスランドの玄武岩を参考にデザインされたハルパは、落ち着いた建物が並ぶレイキャビクにおいて異彩を放ち、存在感があります。

ハルパは昼には太陽光を反射して輝く明るい景観を楽しめますが、夜になるとガラスに組み込まれたライトが点灯し、幻想的なイルミネーションを作り出します。

また、中のコンサートホールではアイスランド交響楽団や海外からのアーティストによるライブが定期的に開催されるので、都合が合えばこちらもチェックしておくと良いでしょう。

ハルパ
【ハルパ】レイキャビクにある全面ガラス張りのコンサートホール雄大な大西洋に面したアイスランドの首都レイキャビクの港には、一面ガラス張りの光り輝く建物があります。この建物は「ハルパ」の愛称で呼ばれるコンサートホールであり、2011年にオープンしました。今回はレイキャビクの街において一際存在感を放つ、このハルパという建物について解説していきます。レイキャビクに訪れる予定のある人も是非参考にしてみてください。...

ホフディ・ハウス

ホフディ・ハウスは、1909年にフランス領事館として建てられた建物です。

このホフディ・ハウスは、1986年にアメリカのレーガン大統領と旧ソ連のゴルバチョフ書記長が冷戦終結に向けた対談を行った、レイキャビク首脳会談の会場としても有名です。

レイキャビクの海沿いにポツンと佇むシンプルな建物ですが、実はレイキャビク屈指の歴史的建造物でもあるのです

ホフディ・ハウス
【ホフディ・ハウス】1986年に冷戦終結の会談が開催されたアイスランドの歴史的建物アイスランドの中心地であるレイキャビク市内には、ホフディ・ハウスと呼ばれる白色の建物が存在します。眩しいほどの白色に包まれた上品なこの建物は、実は東西冷戦において、多大な役割を果たした建築物でもあるのです。今回はアイスランドのレイキャビクにある名所、ホフディ・ハウスについて紹介していきます。...

まとめ

ここではアイスランドの首都、レイキャビクについて解説してきました。

レイキャビクはアイスランドでも最大規模の都市ですが、街の規模はコンパクトであり、他の北欧の都市のような高層ビルはほとんど存在しません。

その代わり、素朴な色合いの家々や美しい自然、またはモダンデザインの建築物など、アイスランドの魅力が凝縮された街となっています。