#17 趣味について話す時の表現|スウェーデン語の生活フレーズ

初対面の人や同僚、友人と会話をするとき、趣味の話題は距離を縮めるきっかけになります。
スウェーデン語で趣味を話す場面では、自分の趣味を説明しつつ、相手の反応を見ながら会話を広げていくことがポイントです。
ここでは、趣味について話す場面で使えるスウェーデン語表現を取り上げ、興味を示す言い方、話を深めるフレーズなどを紹介します。
会話例

På fritiden gillar jag att fotografera, särskilt natur och landskap.
(暇なときは写真を撮るのが好きで、特に自然や風景をよく撮ります)

Det låter intressant. Hur länge har du hållit på med det?
(それは面白そうですね。どれくらい続けているんですか?)

I ungefär tre år. Jag började när jag reste mycket i norra Sverige.
(だいたい3年くらいです。スウェーデン北部をよく旅行していた頃に始めました)

Använder du mest kamera eller mobil?
(主にカメラを使っていますか? それともスマホですか?)

Oftast kamera, men ibland använder jag mobilen när jag vill resa lätt.
(たいていはカメラですが、身軽に移動したいときはスマホも使います)

Vad kul. Det måste vara roligt att dokumentera sådana resor.
(いいですね。そういう旅を記録できるのは楽しそうです)
1. 自分の趣味を自然に切り出す
趣味の話を始めるときは、いきなり詳細を話すよりも、まず「自分はこういうことが好きです」と全体像を示すと会話が自然になります。
- På fritiden gillar jag att …
(暇なときは〜するのが好きです)
“på fritiden” は「余暇に/プライベートでは」という意味で、仕事・学校とは切り離した話題に移るときに使われます。
“gillar att + 動詞”(〜するのが好き)は好み・習慣を表し、軽い自己紹介にも最適です。
- På fritiden gillar jag att läsa romaner.
(暇なときは小説を読むのが好きです) - Jag gillar att laga mat på fritiden.
(余暇には料理をするのが好きです)
2. 相手の趣味に興味を示す
相手が趣味について話してくれたら、簡単に反応を返すと会話が広がります。
- Det låter intressant.
(それは面白そうですね)
“det låter …” は「聞いた感じでは〜そうだ」という共感を表す構文です。この一言は「あなたの話に興味を持っていますよ」というサインを示す役割があります。
類似表現:
- Det låter roligt.
(楽しそうですね) - Det låter spännande.
(ワクワクしますね)
3. 相手の質問を受けて、経験を説明する
相手が聞き手として質問してきた場合は、簡潔に答えつつ、会話が続く余地を残すのが理想です。
よく聞かれる質問が次の形です。
- Hur länge har du hållit på med det?
(どれくらい続けているんですか?)
“hålla på med” は「〜を続けている/取り組んでいる」という意味で、趣味・スポーツ・習慣について話す際に使われます。
これに対して話し手側は、次のように答えます。
- Jag har hållit på med det i ungefär tre år.
(だいたい3年くらい続けています)
数字は大まかでOKで、ungefär(だいたい〜)という単語が役立ちます。必要なら、背景を簡潔に説明します。
- Jag började när jag reste mycket.
(よく旅行していた頃に始めました)
4. 道具や状況を補足して話を広げる
趣味について話していると、相手から「どんな道具を使っているのか」「どんな時にやるのか」と聞かれることがあります。
その場合、「普段の行動+条件付きの補足」 という構造にすると、相手の興味を惹きやすくなります。
- Oftast kamera, men ibland använder jag mobilen när jag vill resa lätt.
(たいていはカメラですが、身軽に移動したいときはスマホも使います)
oftast は「たいていは/ほとんどの場合」を表す副詞です。“Oftast kamera”は動詞を省略した口語的な言い方で、「(私は)たいていカメラを使います」 という意味になります。
そして次の文で “men ibland 〜”(しかし、時々は〜)と続けることで、「例外がある」ことを提示しています。
このように “oftast 〜, men ibland 〜”という組み合わせで、頻度の違いを対比できます。
同じ構造で、他の趣味にも応用できます:
- Oftast hemma, men ibland tränar jag på gymmet när jag har tid.
(たいていは家でですが、時間があるときはジムで運動します) - Oftast ensam, men ibland tillsammans med vänner.
(たいてい一人ですが、ときどき友人と一緒にやります)
まとめ
- På fritiden gillar jag att …
→ 自分から趣味の話を切り出すための自然な導入。 - Det låter intressant.
→ 相手の話に共感を示し、会話を広げるための一言。 - Jag har hållit på med det i …
→ 経験年数を簡潔に伝える答え方。 - Oftast …, men ibland … när …
→ 「普段のやり方」と「例外の状況」を説明できる便利な構文。




