【スウェーデン語文法#25】動詞の第1〜第4活用と弱変化・強変化
Haruno NAVIA
スウェーデン語の会話や文章では、「〜と言った」「〜と説明した」というように、他者の発言や考えを引用する場面がよくあります。
これを「間接話法」と呼びます。間接話法では、元の発言をそのまま繰り返すのではなく、文の形や語順を変えて伝えるのが特徴です。
今回は、スウェーデン語の基本的な間接話法の作り方と注意点を解説します。
スウェーデン語の間接話法の基本構造は、「主語 + 発話を表す動詞 + att + 引用内容」となります。
間接話法では、以下のようなパターンが使われることが多いです。
ここで使われる att は英語の that に相当します。「〜ということ」という意味を持ち、主節と従属節をつなぐ接続詞として機能します。
直接話法では、発言内容をそのまま引用し、語順や時制も元のままにします。
一方、間接話法では att 以下に引用内容が示されます。場合によっては動詞の時制も変化します。
スウェーデン語の間接話法では、接続詞 att の後は通常、SVO(主語+動詞+目的語) の語順になります
英語の「時制の一致」はスウェーデン語でも発話の時点に合わせて動詞の形が変わることがあります。
元の発言が現在形でも、引用するときに過去形に変わる場合があります。
未来を表す場合も、引用では skulle(ska の過去形)を使うことが多いです。
これらの変化は、引用している発話がすでに過去の出来事になっている場合に自然に行われます。
ただし、現在の事実や普遍的な真理を述べている場合は、時制を変えずに現在形をそのまま使うこともあります。
間接話法を作る際には、säga(言う) だけでなく、場面に応じてさまざまな動詞を使います。
これらの動詞はすべて、主節側の動詞として使われ、引用される内容は att 節の中に収められます。