#11 ブティックで洋服を試着する時の表現|スウェーデン語の買い物フレーズ

洋服店で買い物をする際は、気に入った商品を手に取って試着したり、色違いやサイズ違いを確認したりするやり取りが頻繁に行われます。
スウェーデン語でスムーズにコミュニケーションを取るためには、丁寧な依頼表現、フィット感の確認、在庫確認の方法などを適切に使い分けることが重要です。
ここでは、試着を希望するときの言い回し、店員の案内にどう対応するか、商品に関する質問の仕方など、買い物を快適にするためのスウェーデン語表現を詳しく解説します。
会話例

Hej! Jag tycker om den här tröjan. Skulle jag kunna prova den i medium?
(こんにちは。このセーターが気に入りました。Mサイズを試着してもよろしいでしょうか?)

Inga problem. Provrummen finns där borta till höger.
(もちろんです。試着室は向かって右側にあります)

Tack! Förresten, har ni den här i en annan färg också?
(ありがとうございます。ところで、これの色違いもありますか?)

Javisst. Den finns även i blått och mörkgrönt. Vill du prova någon av dem?
(はい、ございます。青と濃緑のものもあります。どちらか試着されますか?)

Ja, gärna. Kan jag få medium i blått också?
(はい、お願いします。青のMサイズも試着できますか?)

Absolut. Jag hämtar den åt dig.
(かしこまりました。お持ちします)
1. 試着をお願いする
ブティックで試着をお願いする場合、以下のフレーズを使います。
- Skulle jag kunna prova den här i medium?
(このMサイズを試着してもよろしいでしょうか?)
“Skulle … kunna” は「〜してもよろしいでしょうか?」という、相手への配慮を示す依頼表現です。動詞 prova で、洋服や靴を「試着する」を表します。
“i medium(Mサイズ)で、服のサイズを指定します。medium, small, large のように、服のサイズは国際規格表記が一般的に使われます。
2. 試着室の場所を理解する
試着を希望すると、店員から試着室の場所を案内されます。
- Provrummen finns där borta till höger.
(試着室は向こうの右側にあります)
“där borta” は「向こうに」、“till höger” は「右側に」という意味です。
その他、案内でよく使われる語彙:
- till höger / till vänster:右側/左側
- längst in:店の奥のほう
- vid kassorna:レジのあたり
案内表現のバリエーションを知っておくことで、実際の店舗でも迷わず行動できます。
3. 色違い・サイズ違いの確認
洋服選びでは、気に入った商品の「色違い」や「別のサイズ」も見たいことがよくあります。
- Har ni den här i en annan färg också?
(これの色違いはありますか?)
“i en annan färg”(別の色で)は、洋服選びでは欠かせないフレーズです。
店員の返答例:
- Den finns även i blått och mörkgrönt.
(こちらは青と濃緑のものもございます)
商品の色を説明する際には、形容詞を中性形にすることが多いです。
形容詞の中性形は、共性形(原形)の語尾に -t をつけるため、blått(青)、mörkgrönt(濃緑)という形になります。
4. 店員が依頼に応じる
試着の依頼に応じたり、商品を持ってくるときに店員がよく使うのが以下の表現です。
- Absolut. Jag hämtar den åt dig.
(かしこまりました。お持ちします)
“hämta … åt dig” は、(あなたのために)取りに行く」という非常に丁寧な接客表現です。
これらはブティックだけでなく、レストラン、ホテルなど幅広い場面で登場します。
まとめ
- Skulle jag kunna prova den här i medium?
→ 丁寧に試着を依頼する基本表現。 - Har ni den här i en annan färg också?
→ 色違いの有無を確認するための表現。 - Kan jag få … ?
→ サイズ違いや別色の試着を追加でお願いする依頼フレーズ。 - Jag hämtar den åt dig.
→ 店員が依頼に応じて商品を取りに行く際の接客表現。




