#2 スーパーで買い物をする時の表現|スウェーデン語の買い物フレーズ

スウェーデンのスーパーでは、日本と同じようにセルフ形式の店舗も多いです。商品の種類も多く、乳製品・パン・野菜・冷凍食品などが細かく区分されています。
また、「エコ食品」「グルテンフリー食品」など健康志向の商品も豊富で、スタッフに商品を確認するケースは意外と多いです。
今回は、スーパーでの買い物シーンで役立つスウェーデン語フレーズを、文法の解説とともに詳しく紹介します。
会話例

Ursäkta, vet du var pasta finns?
(すみません、パスタはどこにありますか?)

Ja, den finns i gången längst till vänster.
(はい、一番左側の通路にありますよ)

Tack! Och jag letar också efter ekologiska tomater. Har ni det?
(ありがとうございます。あと、有機トマトも探しているのですが、置いていますか?)

Javisst. De finns vid grönsaksavdelningen, precis bredvid gurkorna.
(はい、もちろんです。野菜コーナーの、キュウリのすぐ隣にあります)

Perfekt. Förresten, kan ni rekommendera ett bröd?
(助かります。ところで、おすすめのパンはありますか?)

Då skulle jag rekommendera vårt surdegsbröd. Det är väldigt populärt.
(それなら、当店のサワードゥブレッドがおすすめです。とても人気がありますよ)
1. 商品の場所を尋ねる
スーパーの広い店内で商品を探すときに使いやすいのが、次の表現です。
- Ursäkta, vet du var 〜 finns?
(すみません、〜はどこにありますか?)
“ursäkta” は「すみません」に相当し、スタッフに声をかける際の定番の前置きです。
また、“vet du 〜” は「〜を知っていますか?」、“var … finns” は「…がどこにあるか」を意味します。
この構造を覚えるだけで、ほぼすべての商品に対応できます。
- Ursäkta, vet du var pasta finns?
(パスタはどこにありますか?) - Ursäkta, vet du var ägg finns?
(卵はどこですか?) - Vet du var kaffet står?
(コーヒーはどこに置いてありますか?)
そして、スタッフからの返答としては、以下の語彙がよく使われます。
- i gången längst till vänster
(一番左の通路に) - vid mejeriprodukterna
(乳製品コーナーのところに) - borta vid frukten
(果物コーナーのほうに)
こうした案内表現も覚えておくと、やり取りがスムーズになります。
2. 商品の有無を確認する
スーパーでは野菜や乳製品、無添加や砂糖不使用の商品など、商品のバリエーションが多いため、特定の商品の有無を尋ねる表現もよく使います。
- Har ni … ?
(〜はありますか?/置いていますか?)
“Har ni … ?” はスーパーで商品の有無を確認する、シンプルかつ効果的な質問表現です。
- Har ni ekologiska tomater?
(有機トマトはありますか?) - Har ni glutenfritt bröd?
(グルテンフリーのパンはありますか?) - Har ni laktosfri mjölk?
(乳糖不使用ミルクはありますか?)
店員の返答例としては、以下の通りです。
- Ja, de finns vid grönsaksavdelningen.
(はい、野菜売り場にあります) - Den är bredvid ostarna.
(チーズの隣にあります)
その商品が単数か複数かで、“den”(単数)と “de”(複数)を使い分けます。
3. おすすめの商品を尋ねる
初めて訪れるお店だったり、商品の選択肢が多い場合は、スタッフにおすすめを尋ねると効率的です。
- Kan ni rekommendera ett bröd?
(おすすめのパンはありますか?)
“Kan ni rekommendera … ?” は、「おすすめの〜はありますか」という意味です。
スーパーはもちろん、他のお店でもそのまま使える便利なフレーズです。
- Då skulle jag rekommendera vårt surdegsbröd.
(それなら当店のサワードゥブレッドがおすすめです) - Det är väldigt populärt.
(とても人気があります)
“jag skulle rekommendera”(〜をおすすめします)も控えめで丁寧な言い方で、接客でよく使われる言い回しです。
4. 会計前の確認
スウェーデンでは量り売りが一般的で、レジに持っていく前に商品の重さを計る必要があります。そのため、次のような確認表現が役立ちます。
- Var kan jag väga frukten?
(果物はどこで量れますか?) - Är det här på erbjudande?
(これはセール品ですか?)
erbjudande は「特売・割引」という意味で、スーパーでよく目にする単語です。
また、こちらは棚に残っている数が少ないときに使える表現です。
- Har ni fler av den här?
(これの在庫はほかにもありますか?)
まとめ
- Ursäkta, vet du var 〜 finns?
→ 商品の場所を尋ねる丁寧な表現。 - Har ni … ?
→ 在庫や種類があるか確認するときに使うフレーズ。 - Kan ni rekommendera … ?
→ おすすめを聞くときに役立つ質問。 - De finns vid grönsaksavdelningen.
→ 店員が案内するときによく使う定番の返答フレーズ。




