【スウェーデン語#57】関係代名詞 som / vilken / vars / vad
Haruno NAVIA
スウェーデン語では「〜し続ける」「〜している最中だ」といった進行中の動作を表すために、“fortsätta att” と “hålla på att” という2つの表現がよく使われます。
英語に例えると、“fortsätta att” は “continue to…” に近く、“hålla på att” は “be in the middle of…” というイメージです。
今回は、この2つの表現の違いや使い分けについて、具体例を交えて解説します。
「fortsätta att + 動詞の原形」 は、「〜し続ける」を意味する表現です。
すでに始まった行為を止めずに継続していることを表します。英語で言うと、 “continue to…” に相当します。
ポイントは、ある行為を止めずに続けるというニュアンスがあることです。時間的な持続や意志の強さを示す際に使われます。
「hålla på att + 動詞の原形」 は「〜しているところだ」「〜の最中だ」という意味を表します。今まさに進行している動作を描写するときに用いられます。
英語の “be in the middle of ~ing” や “be about to” に近く、動作の「今その瞬間」に焦点を当てる表現です。
また、“hålla på att” には「危うく〜するところだった」という意味もあるため、文脈によって解釈が異なります。
両者の違いを整理すると以下のようになります。
表現 | 意味 | ニュアンス | 例文 |
---|---|---|---|
fortsätta att | 〜し続ける | 動作の継続 | Hon fortsatte att skriva.(彼女は書き続けた) |
hålla på att | 〜している最中だ | 動作の進行 | Hon håller på att skriva.(彼女は書いているところだ) |
同じ「書く」という動作でも、“fortsätta att” は「書く」という行為をやめずに継続していることを表します。
一方で、“hålla på” は「今まさに書いている状態」であることを強調しています。