【スウェーデン語文法#21】前置定冠詞の使い方
春乃 NAVIA(ナヴィア)
あいさつは、どの言語においてもコミュニケーションの第一歩です。スウェーデン語でも、あいさつは非常に重要であり、日常生活の中で頻繁に使われます。
スウェーデン語のあいさつ表現はシンプルですが、時間帯や相手との関係性、フォーマルさの度合いに応じて適切な表現を使い分けることが大切です。
このレッスンでは、スウェーデン語の基本的なあいさつ表現について解説していきます。
Hej(ヘイ)は「スウェーデン語で最もよく使われるあいさつ表現です。
英語の Hello に相当し、時間帯や相手に関係なく通用する万能な言い回しです。
シーンに応じて使い分けられるあいさつ表現も押さえておきましょう。初対面やビジネスの場で使えば、良い印象を与えることができます。
時間帯 | あいさつ表現 | 解説 |
---|---|---|
朝 | God morgon(グー・モロン) | 午前中に使われる「おはようございます」 |
昼間 | God dag(グー・ダーグ) | 基本的な「こんにちは」 |
夕方以降 | God kväll(グー・クヴェル) | 夕方以降の「こんばんは」 |
就寝前 | God natt(グー・ナット) | 寝る前の「おやすみなさい」 |
ただし、現代のスウェーデンでは若年層を中心に「God dag」はあまり使われず、「Hej」で済ませる傾向があります。
別れ際のあいさつでは、単なる「さようなら」だけでなく、相手の健康や週末を気づかう表現がよく使われます。
以下のような表現を組み合わせると、より自然で心のこもった会話になります。
スウェーデン語 | 意味 | 使用場面例 |
---|---|---|
Hej då(ヘイドー) | さようなら | 一般的な別れのあいさつ。誰にでも使える。 |
Vi ses(ヴィ・セース) | またね | 「また会おうね」というニュアンス |
Ha det bra(ハ デ ブラー) | 元気でね/じゃあね | 仲の良い相手や別れ際に気軽に使える |
God natt(グー・ナット) | おやすみなさい | 家族やパートナー間での使用が多い |
スウェーデン語のあいさつでは、相手の調子を尋ねるひとことが自然に続きます。
たとえば、「Hej!」の後に「Hur mår du?(フール・モール・ドゥ?/元気ですか?)」という表現がよく使われます。
このような自然な会話の流れは、スウェーデンのフラットなコミュニケーション文化をよく表しています。
特に、“Bra, tack.“(元気だよ、ありがとう)はあいさつの後に返す定番フレーズなので、ぜひあいさつ表現とセットで覚えましょう。