初級

【スウェーデン語文法#24】日常のあいさつ表現

image
春乃
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

あいさつは、どの言語においてもコミュニケーションの第一歩です。スウェーデン語でも、あいさつは非常に重要であり、日常生活の中で頻繁に使われます。

スウェーデン語のあいさつ表現はシンプルですが、時間帯や相手との関係性、フォーマルさの度合いに応じて適切な表現を使い分けることが大切です。

このレッスンでは、スウェーデン語の基本的なあいさつ表現について解説していきます。

1. 基本のあいさつ:Hej の多様な使い方

Hej(ヘイ)は「スウェーデン語で最もよく使われるあいさつ表現です。

英語の Hello に相当し、時間帯や相手に関係なく通用する万能な言い回しです。

  • Hej:基本形。「こんにちは」「やあ」に相当。
  • Hej hej:「Hej」を2回繰り返す、軽やかで親しみのある響き。友人同士の会話に適しています。
  • Hallå:フレンドリーでくだけた表現。「ねえ!」「ちょっと!」のように呼びかけとして使われることもあります。

2. 時間帯に応じたあいさつ

シーンに応じて使い分けられるあいさつ表現も押さえておきましょう。初対面やビジネスの場で使えば、良い印象を与えることができます。

時間帯あいさつ表現解説
God morgon(グー・モロン)午前中に使われる「おはようございます」
昼間God dag(グー・ダーグ)基本的な「こんにちは」
夕方以降God kväll(グー・クヴェル)夕方以降の「こんばんは」
就寝前God natt(グー・ナット)寝る前の「おやすみなさい」

ただし、現代のスウェーデンでは若年層を中心に「God dag」はあまり使われず、「Hej」で済ませる傾向があります。

3. 別れのあいさつ

別れ際のあいさつでは、単なる「さようなら」だけでなく、相手の健康や週末を気づかう表現がよく使われます。

以下のような表現を組み合わせると、より自然で心のこもった会話になります。

スウェーデン語意味使用場面例
Hej då(ヘイドー)さようなら一般的な別れのあいさつ。誰にでも使える。
Vi ses(ヴィ・セース)またね「また会おうね」というニュアンス
Ha det bra(ハ デ ブラー)元気でね/じゃあね仲の良い相手や別れ際に気軽に使える
God natt(グー・ナット)おやすみなさい家族やパートナー間での使用が多い

4. 会話の中でのあいさつ展開

スウェーデン語のあいさつでは、相手の調子を尋ねるひとことが自然に続きます。

たとえば、「Hej!」の後に「Hur mår du?(フール・モール・ドゥ?/元気ですか?)」という表現がよく使われます。

  • A:Hej!(こんにちは!)
  • B:Hej hej! Hur mår du?(こんにちは!元気?)
  • A:Bra, tack. Och du?(元気だよ、ありがとう。君は?)
  • B:Jag mår också bra.(私も元気だよ)

このような自然な会話の流れは、スウェーデンのフラットなコミュニケーション文化をよく表しています。

特に、“Bra, tack.“(元気だよ、ありがとう)はあいさつの後に返す定番フレーズなので、ぜひあいさつ表現とセットで覚えましょう。

5. まとめ

  • スウェーデン語のあいさつは、Hej(こんにちは)を中心としたシンプルな構成。
  • 時間帯に応じた “God morgon”、“God kväll” などを状況に合わせて使い分けると、より自然な印象を与えられます。
  • “Hej då“、“Vi ses”、“Ha det bra”などの別れの表現は、相手への気遣いが感じられる言い回しです。
  • あいさつの後に “Hur mår du?“ などの一言を添えると、会話が広がります。

記事URLをコピーしました