デンマークではクリスマスを控えた12月になると、エイブルスキーバーというお菓子が登場します。
エイブルスキーバーはコロッと丸い見た目をしたパンケーキなのですが、第一印象はたこ焼きそのものです。
そこで今回はたこ焼きの形をした可愛らしいデンマーク菓子、エイブルスキーバーについて紹介していきます。
エイブルスキーバーはデンマークの伝統菓子

エイブルスキーバーとはデンマークの伝統料理の1つで、デンマーク風パンケーキとして親しまれています。
手のひらサイズのボール型をした可愛らしい見た目のお菓子で、その見た目は日本でお馴染みのたこ焼きと瓜二つです。
エイブルスキーバー(Æbleskiver)という名前は、デンマーク語で「リンゴのスライス」を意味する言葉です。
なぜリンゴかというと、かつて細かくカットしたリンゴを生地の中に入れていた名残からです。
現在ではレシピにリンゴを使うことは少なくなり、球状の見た目以外は通常のパンケーキと原材料は変わりません。
ただ、デンマークならではのトッピングとして、ラズベリージャムやリンゴンベリージャムが添えられます。
そしてエイブルスキーバーは現地デンマークでは手軽なスイーツとして人気で、特にクリスマス前の12月になると盛んに食べられるようになります。
また、北欧伝統のホットワインであるグロッグも一緒に楽しむのが定番とのこと。

エイブルスキーバーのレシピ

エイブルスキーバーの原材料は小麦粉に鶏卵、砂糖に生クリーム、ベーキングパウダーに塩を少々と、レシピ自体はパンケーキと同じです。
また、風味を加えるためにカルダモンを使うこともあります。

一方で調理器具が少し変わっており、デンマークではエイブルスキーバー専用のホットプレートを使います。
こちらの器具は日本のたこ焼き器とほぼ同一で、実際に日本でもたこ焼き器を使えば同じように作ることも可能です。
そしてレシピですが、まず油を塗ったホットプレートに生地を流し込みます。
生地が黄金色に色づいてきたら竹串を用意し、たこ焼きを焼くのと同じ要領でクルッとエイブルスキーバーを回転させます。
こうして竹串で回しながら全体に焼き目をつけ、最後にトッピングとして粉砂糖やジャムを添えれば完成です。
まとめ
エイブルスキーバーはデンマークでクリスマス前に食べられているパンケーキです。
その見た目はたこ焼きに非常によく似ており、作り方も専用のホットプレートに生地を流し入れて竹串で成形するという、たこ焼きを作る手順と同じです。
日本でもたこ焼き器があれば簡単に作れるので、自宅にたこ焼き器がある人は是非挑戦してみてください。