ノルウェーといえば幾千もの年月をかけて自然が作ったフィヨルドなど、美しい自然のロケーションが見所だと思います。
そしてノルウェーで自然を楽しみたい人におすすめしたいのが、ノルウェーの西海岸沿いにあるオーレスンという街です。
ここではノルウェーのオーレスンという街にスポットを当て、街の特徴や観光スポットを取り上げていきます。
ノルウェー西海岸にある街オーレスン

今回紹介するオーレスンとは、ノルウェーの西海岸に位置する都市のことです。
ノルウェー西部のムーレ・オ・ロムスダールにあり、街の周囲は広大なフィヨルドに囲まれています。
オーレスンの街は決して大きくなく、規模としては徒歩で丸一日あれば十分に回れるほど。しかしオーレスンはその街並みの美しさが評判を呼び、小規模な街ながら毎年多くの観光客が訪れるほどのスポットとなっています。
一方でオーレスンは、1904年に街の大部分を焼失するほどの大火災に見舞われます。
そして火災後に新たに街を再建するのですが、建物を建て替える際に当時流行していたユーゲント・シュティール様式を取り入れ、より統一感ある街並みとして復興を果たしました。

オーレスンの景観は外国人のみならず地元のノルウェー国民も認めており、彼らも「オーレスンはノルウェーで最も美しい街」だと称しています。
アクスラ山はオーレスンの絶景スポット

オーレスンには数々の名所があり、例えばオーレスンを見守るようにそびえるアクスラ山もその1つです。
アクスラ山は古くには街を防衛する見張り台として機能し、今では山頂から街や自然を一望できる絶景スポットとなっています。
アクスラ山の麓から山頂までは徒歩で30分ほど。途中には418段の階段を登る必要があり、なかなかの行程です。
山頂までは徒歩ではなく車や電車を使っても行けるので、登山が苦手な人はこちらを利用しましょう。
また、アクスラ山の山頂にはレストラン併設のラウンジもあります。登山と景色を楽しんだ後は、ここでゆっくりと食事休憩もできますよ。
ヴァイキング関連の展示品を見るならスンモーレ博物館へ

北欧といえば、8世紀〜11世紀にかけて北ヨーロッパ一帯を席巻した海賊、ヴァイキングが有名だと思います。
オーレスンにはそんなヴァイキングに関連した展示品を見られる、スンモーレ博物館があります。
スンモーレ博物館は日本ではあまり見かけない、屋外型の博物館となります。
敷地内にはヴァイキングが輸送ないし軍用戦として利用していた木造船から、彼らの生活の様子を垣間見れる日用品まで、歴史的資料が幅広く展示されています。
街の信仰の場であるオーレスン教会
オーレスンの中心部には、ルター派カトリック教会に属するオーレスン教会もあります。
教会はノルウェーの大理石とコンクリートで作られ、ロマネスク様式による重厚感と風格ある佇まいが特徴です。
こちらのオーレスン教会も、先ほど説明した1904年の火災によって被害を受けました。現在の教会は火災から5年後の1909年に再建されたものです。
また、オーレスン教会は信者らの礼拝の他、定期的にパイプオルガンのコンサートも開催されています。
まとめ

オーレスンは決してメジャーな観光地ではありませんが、ゆっくりと自然を満喫でき、静かに休暇を過ごしたい人には最適な都市と言えます。
また、北極圏からも近いとあって、季節によってはオーロラも鑑賞できますよ。
「ノルウェーで静かに自然を鑑賞したい」という人は、是非オーレスンにも立ち寄ってみましょう。
