日本でおしゃれスイーツとして話題のパンケーキですが、その人気はスウェーデンでも同様です。
スウェーデンのパンケーキは日本におけるふわっとしたスフレパンケーキとは違い、モチモチとした薄い生地が特徴です。
ここではスウェーデン風パンケーキの特徴やそのレシピについて、詳しく紹介していきます。
スウェーデンでは一体どんなパンケーキが食べられているのか、興味がある人は是非読んでみてください。
スウェーデン風パンケーキの特徴

パンケーキと言えば日本で人気のスイーツの1つですが、北欧スウェーデンでもパンケーキは盛んに食べられている料理というのはご存知でしたか。
スウェーデンにおけるパンケーキの歴史は古く、伝統的な家庭料理の1つとされています。
パンケーキの呼び名も異なり、スウェーデンでは「パンカーカ(Pannkaka)」と呼ばれています。
また、スウェーデン風パンケーキはフライパンで焼くタイプとオーブンで焼くタイプの2種類が存在します。
オープンで作るパンケーキは「フレスクパンカーカ(Flaskpannkaka)」と言います。
一方でフライパンで焼くタイプのパンケーキは「プレッタル(plättar)」と呼ばれ、今回紹介するパンケーキもこのプレッタルとなります。

日本とスウェーデンのパンケーキの最大の違いなのが、生地の食感です。
日本のパンケーキとは異なり、スウェーデンでは生地を膨らますベーキングパウダーは使いません。
そのため、生地の食感は日本でお馴染みのスフレパンケーキのようなフワフワとしたものではなく、モチモチとした仕上がりとなります。
クレープ生地をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれませんね。
シンプルなレシピが魅力

スウェーデン風パンケーキのレシピは非常に簡単。用意するのは牛乳に卵、小麦粉にバター、砂糖と塩のみです。
最初に小麦粉と牛乳、卵、砂糖と塩の全ての材料をボウルに入れて混ぜ合わせます。
次に焼きの工程ですが、スウェーデン風パンケーキを焼く際は日本同様にフライパンを使います。
バターを引いたフライパンの上に生地を流し込み、厚さが均一となるよう生地を広げましょう。
生地の表面に気泡が出てきたら一度だけひっくり返します。
スフレパンケーキとは異なり生地が薄いため、加熱時間は短時間で十分です。

フライパンで生地を焼く時には一度に全ての生地を流し入れるのではなく、量によりますが、4回~5回に分けて焼き上げます。
そうして薄い生地を複数枚焼き上げていき、お皿の上に平置きしていくのです。
また、スウェーデン風パンケーキはその食べ方も様々です。
生地の薄さを活かして4つ折りにしたり、クレープのように中に具材を入れて丸く包んで食べたりもします。
幅広いアレンジも可能

スウェーデン風パンケーキはレシピがシンプルなため、自分好みのアレンジも簡単に行うことができます。
スウェーデンでは焼きたてのパンケーキに、リンゴンベリージャムやサワークリームなどを添えるのが定番です。
トッピングとしてフルーツやハーブを盛り付けると、よりSNS映えしますよ。
また、グラニュー糖とレモン汁だけをかけて、生地本来の美味しさを味わうのも人気なのだとか。
さらにパンケーキのトッピングをアボカドやレタス、トマトなど野菜に変更し、サンドイッチのように生地で具材を包み込んで食べるのもおすすめです。
野菜もたっぷりと摂れる、食事系パンケーキとして楽しめますよ。
まとめ
ここではスウェーデンで人気のパンケーキについて紹介してきました。
スウェーデン風パンケーキは、私たちが一般に想像するスフレパンケーキとは違う、クレープのような薄い生地が特徴です。
スウェーデン風パンケーキは生地が薄いため焼き上がりまでの時間が短く、短時間でサクッと調理できます。
そのため、スウェーデンではパンケーキは朝食から夕食まで、手軽な軽食としてシーンを問わず幅広く食べられている料理でもあるのです。
用意する材料やレシピも非常にシンプルなので、今度の休日にでも是非家で作ってみてください。
