【スウェーデン語文法#47】間接話法の基礎
Haruno NAVIA
スウェーデン語には複数の受動態の表現方法があります。その中で「vara + 過去分詞」は、主に「状態」を表す受動態として使われます。
すでに行われた動作の結果、その状態がどうなっているのかを説明する場面で使われるのが特徴です。
今回はスウェーデン語の受動態構文の1つである「vara + 過去分詞」について、その用法から具体的な使い方、「bli + 過去分詞」型受動態との違いまで解説します。
vara は英語の be にあたる動詞で、主語や時制に応じて形が変化します。その後に受動分詞を続けることで「〜されている」という状態を表現します。
英語の受動態(be動詞+ 過去分詞)に似ていますが、スウェーデン語では 「行為そのもの」ではなく「結果としての状態」 に重点が置かれる点が特徴です。
上記の例文でも、「閉める」「書く」という動作が強調されているのではなく、閉まった状態・書かれた状態が現在も続いていることを表現しています。
スウェーデン語の受動態には「bli + 過去分詞」と「vara + 過去分詞」があり、ニュアンスが大きく異なります。
簡単にまとめると、bli 受動態は「行為の過程」、vara 受動態は「行為の結果としての状態」 を強調すると考えると分かりやすいです。
「bli + 過去分詞」の受動態は、以下の記事で詳しく解説しています。
受動態の基本構造は、「主語 + vara(時制変化)+ 過去分詞」となります。時制によって vara の形、そして文章の意味も変化します。
このように、動詞 vara の時制を変えることで「状態がいつ成立していたのか」を表現できるのがポイントです。