【Det er ikke gull alt som glimrer】輝くものすべてが金ではない
伊東 春乃
NAVIA – 北欧Webメディア –
“Å snakke rett fra leveren” (オー・スナッケ・レト・フラ・レヴレン)は、直訳すると「肝臓から直接話す」という意味です。回りくどい表現をせず率直に本音を伝えることを示します。
ノルウェー語では、肝臓(levere)は感情や真実を象徴する場所とされているため、遠回しな言い方を避け、正直に思ったことをそのまま伝えることを意味します。
英語の “to speak from the heart” や日本語の「腹を割って話す」に似ており、どちらも隠し事をせずに真実を伝える意味を持ちます。文化や言語が違っても、誠実に話す姿勢が共通していることがうかがえます。
この表現は、古くから肝臓が感情や精神の中心と考えられてきたことに由来します。
北欧やその他の多くの文化で、肝臓は強い感情や本心が宿る場所とされ、肝臓から直接語ることで感情に忠実に正直に話すことを表します。
歴史的には、肝臓は重要な臓器として崇められており、ここから「本心から語る」「隠し事をせずに話す」という意味で比喩的に使われるようになりました。
この表現は、ビジネスや個人的な会話で率直さを示したい時に使われます。物事をはっきり伝える必要がある場面や、意見や感情を隠さず表現したい場面が多いです。また、友人や家族との会話で「本音を言う」ときや、忌憚なく気持ちを打ち明ける時にも使われます。
“Å snakke rett fra leveren” は、ノルウェー語で「肝臓から直接話す」という意味です。この言葉は、回りくどい表現をせず、本音や真実をそのまま伝えることを表します。率直さや誠実さを重んじ、相手に正直に気持ちや考えを伝える大切さを示しています。