【Å være midt i smørøyet】バターの中心にいる
伊東 春乃
NAVIA – 北欧Webメディア –
“Det er ikke gull alt som glimrer”(デット・エア・イッケ・グル・アルト・ソム・グリムレル)は、直訳すると「輝くものすべてが金ではない」という意味です。この表現は、見た目が良いものや魅力的なものが必ずしも価値を持つとは限らないことを教える表現です。
英語の “All that glitters is not gold” や、日本語の「見かけにだまされるな」などがこの表現に近い意味を持っています。どの文化にも、外見や表面的な魅力に惑わされず、本質を見極めることが大切だとする教訓が存在します。
この言葉は金や宝石が貴重であり、その光輝く見た目が価値の象徴であった時代から発展しました。
多くの文化で、宝石や金は富や成功の象徴とされ、きらびやかなものは人々を魅了してきました。しかし、外見だけでは本物かどうかを判断できないこともあるため、注意を促す教訓として使われるようになりました。
ノルウェーにおいても、金鉱探しや宝石に関連する歴史があることから、外見と本質の違いを見極めることが重要だという価値観がこの表現に表れています。
この表現は、特に物事や人の見た目に惑わされないように気をつけるべき場面で使われます。
ビジネスの場面では、派手な提案や魅力的なプレゼンテーションを受けても、しっかりと内容を確認する必要があるときに用いられます。また、魅力的に見える商品やサービスが、実際には期待を裏切る可能性がある場合にも使われます。
“Det er ikke gull alt som glimrer” は、ノルウェー語で「輝くもの全てが金ではない」という意味の諺で、外見や魅力的な見た目に惑わされず、真の価値を見極めることの大切さを教えています。