フィンランド

【フィアデンリング】棒を通して保存するフィンランドの穴あきライ麦パン

Fiadenring
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一年の多くが雪で覆われたフィンランドでは、長い冬に備えてベリーの砂糖漬けや魚の塩漬けなど様々な保存食が誕生しました。

また、古くから耐寒性の強いライ麦の栽培も盛んで、ライ麦パンはフィンランドの国民的な主食となっています。

そこで今回はフィンランドのライ麦パンの一種で保存にも適した、フィアデンリングを紹介していきます。

フィアデンリングの特徴

フィンランドでは伝統的にじゃがいもやライ麦など、低温でも栽培可能な食品が主食として食べられてきました。

中でも高い栄養価で食べ応え満点のライ麦パンは、国民食とも言えるほど親しまれている食品です。

フィンランド人とライ麦パンの結びつきは強く、フィンランド語で「パン」を意味する「レイパ(Leipä)」もライ麦パンを指しているほど。

そして一口にライ麦パンと言っても数多くの種類があり、今回メインで紹介する「フィアデンリング」のその1つです。

フィアデンリングは円盤のような平な表面、中心部に開いた穴が特徴のフィンランド発祥のライ麦パンです。また、表面にはまるでピザのように、等間隔で溝が入っているのも印象的です。

レシピも一般のライ麦パン同様、全粒のライ麦粉にサワー種、ドライイースト、塩と水が主な原材料となります。

また、フィアデンリングは元々保存食として生まれたパンのため、生地の水分量が少なく、食感もパリッと硬め。

私たちが想像するふんわりとしたパンにはない、ライ麦パン独自の強固な噛みごたえがあるそうです。

中央の穴は保存のため

なぜフィアデンリングの中央にドーナツ型の穴があるのかというと、これは保存と収納のためです。

フィアデンリングは中心の穴に棒を通して、洗濯物を干す感じで吊るして保存します。

棒を通して保存することでパンが適度に乾燥し、収納スペースにも困りません。

フィンランドのパン屋でも、フィアデンリングは棒で吊るされて販売されることも多いようです。

フィアデンリングの食べ方

フィアデンリングの食べ方は少し変わっていて、表面の溝に沿ってビスケットのように割って食べます

溝に沿って割った後はパンを水平に切り、上下2枚に分けます。

その後は上から好きな具材を乗せてオープンサンドを作ったり、2枚を重ねてサンドイッチのように食べられます。

フィアデンリングは優しい甘味と塩気が効いた味わいで、チーズやサーモンなどの魚介類、野菜といった具材との相性も良いそうですよ。

まとめ

寒さ厳しい北欧では、耐寒性があり長期保存も可能なライ麦パンが主食として伝統的に食べられてきました。

フィアデンリングも保存用の穴が空いたフィンランド生まれのライ麦パンで、溝に沿ってピザのように食べられます。

また、最近ではライ麦パンの高い栄養価や食物繊維、低GI 値が注目され、健康や美容目的で積極的に食べる人も珍しくありません。

ベーカリーでフィアデンリングを見かけた際は、是非購入してみてください。

ABOUT ME
伊東 琢哉
横浜市に暮らしているフリーライターです。普段はスタバでコーヒーを飲みながら執筆活動をしています。シンプルな北欧デザインや雑貨、自然に魅了され、北欧の情報を日々ブログを通して発信しています。